コロニアル屋根への雨水の侵入原因
2015年3月4 (Wed)
コロニアルの葺き方と雨水の侵入の関係
カラーベスト葺き屋根での雨水の侵入経路と排水について紹介しています。
下の画像は割れているコロニアルの差し替えで抜き取ったものです。
コロニアルは単純な重ね張りで葺き上げられています。
この際に生じる上下の合わせ目に雨水が侵入し、いろいろな条件が組み合わさると雨漏りの原因になります。
雨水の侵入する原因は二つあります。
- 横の合わせ目の隙間から入り込むもの
- 重なり目から毛細管現象による吸い上げや吹込みによるもの
一旦入り込んだ雨水は、コロニアルの重なり部の隙間が狭いと水の表面張力の働きで流れ出にくくなります。
こうした雨水もこの隙間を3mm程度にすることでスムースに排出されます。
物理的強制力でこの隙間(スペース)を確保するためのものがタスペーサーです。
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割れているものを抜き取ったコロニアルの様子 汚れている部分まで雨水の侵入していたことが伺えます 釘穴の上まで雨水が入り込んでいたことがわかります |