萩の鬼瓦について
2013年5月15日 (Wed)
萩の瓦屋根にみる文化の差
連休に北陸・山陰を旅した時に萩の瓦屋根についての感想を紹介しています。
仕事柄、旅行をしたときに、その土地の建物の特徴について興味を持って観ています。
海辺の家の特徴として、塩害対策から板張りが多いのはどこも一緒ですが、今回山口県萩市の場合、一般の民家でも、古い瓦屋根には鯱鉾が乗っていました。
これは私にとって初めての光景でした。それに鬼瓦に七福神を模っているものもありました。関東は鬼瓦の名の通り魔除けの意から威嚇(守り)の発想ですが、 七福神は福を招く、招き(開放的)の発想です。こうした文化の差(封建的と解放的)が、毛利藩と徳川幕府とのDNAの違いから維新につながっていったと観るのは的外れでしょうか?
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萩の古い民家の屋根瓦 |
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鯱鉾と七福神 |