屋根塗装の下処理
2012年11月17日 (Sat)
棟包みの押さえ釘の浮きへの対処
埼玉県白岡市・S氏邸。コロニアル屋根塗装での塗装下処理として、役物の押さえ釘の浮きに対する対処について紹介しています。
屋根の棟包み、ケラバや壁際水切り類などを総称して役物といいますが、その内側には長押しという板があり、それに板金加工した役物が釘打ちで固定してあります。
以前はトタン釘が使用されていましたが、抜けにくくするため最近ではステンレスのスクリュー釘が使われることが多くなってきています。
しかし、風や建物の振動でそれでも屋根の塗り変え時のチェックでは、釘が浮いていたり、ひどいときには抜け落ちていたりすることが多いのが現状です。
長い間放置すると、台風などの強風にあおられ、棟包みが飛ばされて思わぬ事故に結びつく危険があります。
浮いているものをそのまま打ち込んでも、効きません。打ち込み後シーリング材で接着する方法も、その場しのぎでしかありません。
釘より一回り太いサイズのネジ(それもステンレスが最適)でしっかり止め直すのが最良です。
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既存の押さえ釘が浮いている様子 | ステンビスで打ち直し後の様子 |
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ステンビスで打ち直している様子・これで北風の強くなるこれからの季節でも安心です |