サイディング目地のシーリング工事
2012年11月1日 (Thu)
広すぎる目地幅のシーリング
広すぎる目地の下処理と二面接着によるシーリング工事について紹介しています。
ハットジョイナーは二面接着のため、目地底面の造作と一定の適切な目地幅を造作するための定規の役目もあります。
しかし、サイディング貼りの現場施工が悪く、目地幅が広過ぎてハットジョイナーの凸部とサイディングとの隙間が広過ぎる場合を多く見かけます。
このような目地に対して、そのままシーリングの打ち替えを行いますと、隙間部分は三面接着になってしまい、シーリング材の 動きを封じサイディングとの接着面が剥がれてしまいます。
この隙間に対して、既成のバックアップ材では対処しきれないので、弊店のシーリング工事では、前処理としてシーリング材による「捨て打ち」によって底面をフラットに造ります。
その上で、目地幅に応じたボンドブレーカーを張りなおしてから、通常のシーリング の打ち替えを行います。
弊店のシーリング工事では、2mm以上の隙間に対してこの方法で対処しています。
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広すぎる目地の隙間の様子 | シーリングを捨て打ちして底面をフラットに |
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目地幅に合わせてボンドブレーカーを貼り直す | シーリング打ち替え後 |
二面接着と三面接着についての詳細は「外壁の目地設計とシーリング材の種類」のページの目地設計の項を参照。