応急処置時のシーリング材の選択
2012年6月17日 (Sun)
Stop the Silicon
外壁塗装でのシリコン・シーリング材の弊害について紹介しています。
外壁塗装をしていると、塗装前処理で非常に困ることがあります。
雨漏りやシーリングの不具合で施主様自身がDIYで応急処置をなさる場合、あるいは他の工事業者による雨仕舞いなどにシリコンのシーリング材を使用されている場合があります。
ブリード汚染の元凶にもなりますし、その上へ塗料が塗れません。
塗装下処理剤「ぺインター20」(信越化学)もありますが、後の「剥がれ」や「浮き」といった塗膜欠陥を防止するためにも使用しないことが望ましいです。
同じシリコン系でもシリコン変性樹脂系のシーリング材なら塗料は塗れます。
しかしブリード汚染の問題は残ります。
特に電気工事でのシリコン使用が目立ちます。
塗装面、将来塗装するであろう面へのシリコンシーリング材は避けていただきたいものです。
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目地のシーリング材を撤去後、周囲に付着しているシリコンを剥がすのが大変です | ここまできれいに剥がすのに何倍もの余分な手間がかかります |
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シリコンが付着しているとシーリングの打ち替えのための養生テープも貼れません |
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